カードが当がわれていた首すじには… うん、傷はない。 怪我はしていないし、お兄ちゃんも危害を加えたということにはならない。 ひとまず胸を撫で下ろすと ピエロの碧い目と視線が重なった。 魅入られるような色だ。 ピエロはやわらかく目尻を下げると 「ありがとう…」と言った。 無意識なのかその手が私の頬に触れようと近づいてくる。 あと数ミリ、といったところだった。