◇Clown Act◇⇧




カードが当がわれていた首すじには……
うん、傷はない。



怪我はしていないし、お兄ちゃんも危害を加えたということにはならない。



ひとまず胸を撫で下ろすと



ピエロの碧い目と視線が重なった。



魅入られるような色だ。



ピエロはやわらかく目尻を下げると
「ありがとう……」と言った。



無意識なのかその手が私の頬に触れようと近づいてくる。



あと数ミリ、といったところだった。