あの日の後、ヴァルトール公爵家は処罰され、両親は処刑された。

そして、私は平民になった。



世界に絶望したあの日、私の世界は終わったと思った。



両親がいなくなり、身分の差でルイズ様との婚約は王家から破棄が命じられた。

毎日死んだ顔で過ごしていた。


しかし、両親が亡くなってから半年後、一通の手紙が届いた。


ルイズ様からだった。