「それにしても、生徒会メンバーは毎年2年生進級時の成績上位者4名が強制選出って、やっぱり絶対おかしいよね……」
誰だ? こんな欠陥制度考えたヤツ。今まではそれで上手く回っていたのかも知れないが、今年の学年トップはなんと言ってもサボり魔の九条くんなのだ。
しかも順位に応じて役職も決まっているので、自動的に学年トップが生徒会長である。最悪だ。
女子達は九条くんが生徒会長だと無邪気に喜んでいたが、現状彼は生徒会長らしいことを何ひとつ果たしていない。ていうか生徒会室に顔すら出したことも無い! そして案の定というか、そのしわ寄せは全て私のところにやって来た!!
……お察しの通り、学年2位の私が副会長なのだが、本来ならば生徒会長がやるべき仕事が全部私のところに来たのである。もちろん副会長の仕事も私。
なのに先生は日々の業務は私にやらせておいて、文化祭での挨拶という晴れの舞台は、九条くんがやるよう説得しろと言う。
いいところは横取りかよ!! と、声を大にして叫びたい。貴族と庶民といえども、九条くんを怒りに任せて殴ってしまっても許されるのではないかと感じる。
……まあ殴った後の報復(主に燃やされたくない)が怖いので殴らないが。
「でもこの際だから、文句のひとつくらいは言う! ……絶対言う!」
少々ビビりながらもそう心に決め、私は保健室の扉を意を決して開いたのだった。
