「くだらない活動なんかじゃないです!!」
確かに最初は成績順で集められただけで、生徒会に対する真剣な想いなんてなかった。
でも日々を過ごし、積み重ねていくことで、私の想いはすっかり形を変えた。
「私にとって生徒会は大切な場所で、そこには九条くんだって必要なんです! 外せと言われて外すことなんて出来ない、だって私達は……!」
「「――仲間」」
「!!」
左右から同時に聞こえた声にハッとそれぞれを見る。すると雨美くんと夜鳥くんが笑った。
「ご当主様、無礼を承知で申し上げますが、ボクも雪守ちゃんの言葉に全面的に同意です。ボク達は誇りを持って生徒会活動をしています。それを貴女に愚弄される言われはない。生徒会長も含めて」
「ああ、なんだかんだ言って今更九条様のいない生徒会なんて考えられねぇよ。ご当主様が何と言おうが、オレ達が生徒会なのは変わらねぇし、九条様が生徒会長なのも変わんねぇんだよ」
「みなさん、その通りです!! ご当主様、ここは生徒達に免じて退いてはくれませんか?」
「雨美くん、夜鳥くん、木綿先生……」
みんなの力強い言葉に胸が熱くなる。
うん、そうだよ。今更九条くん抜きの生徒会なんて考えられない。九条くんは私が彼の世界を変えたと言ったけど、きっと九条くん自身も、私達の世界を変えたんだ。
ただのメンバーじゃなくて仲間。みんながいるから、立ち向かえる。頑張れる。
「ほほっ」
そんな強い想いを胸に御簾の先を見つめれば、そこでまた当主の笑い声が室内に響いた。
「ほほっ、ほほほほほ! 何を言い出すかと思えば青臭い。しかもこの妾に退けじゃと? ああ、おかしい。……どうやら誰と話しておるのか、分からせる必要があるようじゃのぉ」
「!?」
そう当主が言った瞬間、ずっと私達を取り囲んだまま平伏していた狐面に巫女装束の女性達が、全身に赤い火の妖力をまとった。
すると頭からは狐耳、体からは尻尾がじわじわと生え、人型ではなく獣へと姿を変化する。
