「役立たず」と死の森に追放された私、最強竜騎士に拾われる~溺愛されて聖女の力が開花しました~

 その瞬間、使用人たちがざわついた。

 理由がわからないエレオノールは再び子竜を抱き締め、不安を隠そうとする。

「……承知いたしました。すぐ準備いたします」

「よろしく頼む。急に呼び立てて悪かった。仕事に戻ってくれ」

 使用人たちがその場から出て行く中、ジークハルトはエレオノールを見下ろして言った。

「なにかあればメイド長のミリアムに言え」

「はい。……私はこれから、どうすれば?」

「その子竜の世話をすればいい。手に負えなくなるその日まで、お前の衣食住の面倒は見てやる」

 その言い方にエレオノールは眉根を寄せる。