「そろそろ戻らなければならないので。失礼します」
引き留められる前にとエレオノールは今度こそ駆けだそうとした。
その足が、先ほど切断されたバトラコスの舌を思いきり踏んでしまう。
(嘘でしょ……!?)
ここは格好よく颯爽と立ち去るつもりだったのに――と思う間もなく滑り、体勢が崩れた。
「きゃっ……!」
しかし転ぶ前に、後ろから抱き留められる。
誰にそうされたのか、振り返らなくても明らかだ。ここにいるのはエレオノールともうひとりだけなのだから。
「大丈夫か?」
引き留められる前にとエレオノールは今度こそ駆けだそうとした。
その足が、先ほど切断されたバトラコスの舌を思いきり踏んでしまう。
(嘘でしょ……!?)
ここは格好よく颯爽と立ち去るつもりだったのに――と思う間もなく滑り、体勢が崩れた。
「きゃっ……!」
しかし転ぶ前に、後ろから抱き留められる。
誰にそうされたのか、振り返らなくても明らかだ。ここにいるのはエレオノールともうひとりだけなのだから。
「大丈夫か?」

