「役立たず」と死の森に追放された私、最強竜騎士に拾われる~溺愛されて聖女の力が開花しました~

『そんなの私に言わないでちょうだい。逃げ遅れるのが悪いのよ』

 こんな時でもシュルーシュカは傲慢で、自分勝手だった。

『さ、残りも片付けましょう』

 シュルーシュカのブレスに呼応したのか、ますます雷が激しく落ち、雨が降り注ぐ。

 それをいいことに、シュルーシュカはやりたい放題雷を吐いて城を破壊し尽くした。

 もはや目も明けていられないほどだったが、エレオノールは遠くからやってくるドラゴンの群れに気がついた。

 ジークハルトが従えるルストレイクの竜騎士団が、ようやく到着したのだった。



 事態が落ち着いたのは、荒れ狂う空に朝日が差してからだった。