「役立たず」と死の森に追放された私、最強竜騎士に拾われる~溺愛されて聖女の力が開花しました~

 いくら希少なドラゴンといえど、こんな大惨事を引き起こしたとなれば処分されかねない。

「ああ。俺も協力す――」

『あの子がやったことになると困るって話よね?』

 言いかけたジークハルトを遮り、シュルーシュカが念話を飛ばす。

 それはずっと恐慌状態だったエレオノールにも届いた。

『だったらこの嵐を利用すればいいじゃない。自然災害で壊れたことにすればいいのよ』

「おい、まさか」

『任せなさい。なにもかもめちゃくちゃにしてやるから』

「馬鹿、シュルーシュカ……!」

 ジークハルトが止めるのも聞かず、シュルーシュカは城のほうを向いて口を開いた。