「役立たず」と死の森に追放された私、最強竜騎士に拾われる~溺愛されて聖女の力が開花しました~

 雨粒を叩きつけられ、風に流されながら目を閉じたエレオノールは、一拍ののちにジークハルトの腕の中にいた。

「エル、無事か!?」

「おかげさまで……」

 無事に生還したと思った瞬間、エレオノールの声が震えた。

「私……生きてるんですね……」

「当たり前だ。俺が死なせない」

 ジークハルトは片手でエレオノールの身体を抱き支え、もう片方の手でシュルーシュカの首を軽く叩いた。

「リュースはどこですか? あの子、様子がおかしくて……」

「まだ見つけられていない。だが、この様子だとまだ暴れているんだろう」

「あの子を止めないと。これ以上被害がひどくなる前に」