『きっとパーティーに参加させてもらえなかったからよ』
(そうだったらいいんだが)
『せっかくだし、私もお邪魔しようかしら?』
ふざけた物言いだったが、シュルーシュカの声は真剣だった。
今が尋常ではない事態だと既に悟っているようだ。
(外の状態は?)
『ひどい嵐よ。人間たちが何人も城から出てきているわ』
(お前は今、どこにいる?)
『崩れた城の一部を支えているところ』
言葉で説明するのに時間を有すると判断したのか、シュルーシュカが映像を送ってくる。
彼女は竜舎を飛び出し、城の上空にいた。
崩れかけた城の一部を巨体で支え、階下に被害が及ばないようにしている。

