その際、エレオノールは窓から室内に侵入した小さな生き物に気がついた。
「しゃああっ!」
「リュース!?」
今まで聞いたことのない唸り声を上げたリュースが、目をらんらんと輝かせて割れた玻璃が散らばる絨毯の上に立っている。
ひどい興奮状態にあるのは明らかで、いつもは機嫌よく揺れる尾がぴんと起き上がっていた。
「ドラゴンの子ども――うわっ!」
「リュース、だめ!」
リュースがなんらかの力を持ってエレオノールの危機を感じ取ったのは間違いない。
しかし善悪の区別もついていない子竜は、母親を守るために手段を選ばなかった。
勢いよく飛びかかられたハインリヒが悲鳴を上げる。
「しゃああっ!」
「リュース!?」
今まで聞いたことのない唸り声を上げたリュースが、目をらんらんと輝かせて割れた玻璃が散らばる絨毯の上に立っている。
ひどい興奮状態にあるのは明らかで、いつもは機嫌よく揺れる尾がぴんと起き上がっていた。
「ドラゴンの子ども――うわっ!」
「リュース、だめ!」
リュースがなんらかの力を持ってエレオノールの危機を感じ取ったのは間違いない。
しかし善悪の区別もついていない子竜は、母親を守るために手段を選ばなかった。
勢いよく飛びかかられたハインリヒが悲鳴を上げる。

