「役立たず」と死の森に追放された私、最強竜騎士に拾われる~溺愛されて聖女の力が開花しました~

 めちゃくちゃに暴れて蹴り飛ばそうとした足を押さえ込まれ、エレオノールは肩で息をした。

 両腕を片手で拘束され、痛いほど強い力で顎を掴まれる。

 頬に食い込んだ指が痛いが、今は気にしている場合ではなかった。

「こんな思いをしたくなかったなら、さっさと死ねばよかったんだ。いつまでもあのトカゲどもと同じく、俺の視界を飛び回ったあいつが悪い」

「ジークがなにをしたと言うんですか!? あなたたちにそこまでされるほどのことをしたとでも!?」

「生まれてきたことがあいつの罪なんだよ」

 その言葉は思いがけずエレオノールの胸にも刺さった。