エレオノールが階段を上がり終えると、ハインリヒは満足した様子で馴れ馴れしく柳腰に手を這わせた。
「……どういうおつもりですか」
「言っただろう、いい余興を思いついたと」
「こんな真似をしてどうなさるのです? 本当に私を妃にするつもりなどないでしょう」
「そんなもの、適当に理由をつければいい。――それよりも見てみろ。ジークハルトのあの顔を」
階下のジークハルトの顔は怒りのあまりか、色を失っている。
「……どういうおつもりですか」
「言っただろう、いい余興を思いついたと」
「こんな真似をしてどうなさるのです? 本当に私を妃にするつもりなどないでしょう」
「そんなもの、適当に理由をつければいい。――それよりも見てみろ。ジークハルトのあの顔を」
階下のジークハルトの顔は怒りのあまりか、色を失っている。

