「役立たず」と死の森に追放された私、最強竜騎士に拾われる~溺愛されて聖女の力が開花しました~

 エレオノールが階段を上がり終えると、ハインリヒは満足した様子で馴れ馴れしく柳腰に手を這わせた。

「……どういうおつもりですか」

「言っただろう、いい余興を思いついたと」

「こんな真似をしてどうなさるのです? 本当に私を妃にするつもりなどないでしょう」

「そんなもの、適当に理由をつければいい。――それよりも見てみろ。ジークハルトのあの顔を」

 階下のジークハルトの顔は怒りのあまりか、色を失っている。