「役立たず」と死の森に追放された私、最強竜騎士に拾われる~溺愛されて聖女の力が開花しました~

「ありがとうございます。借り物ですが、ずっと前に購入してから一度も着用されていなかったようです。お祝いにこのまま持ち帰ってかまわないと言われました」

「そうか。……最初に見るのは俺がよかったな」

 嫉妬に燃える男を演じているにしては、妙に真剣味のある言い方だった。

 くすりとエレオノールが笑おうとすると、その耳にジークハルトが顔を寄せる。

「脱ぐ時は呼んでくれ。今度こそ一番に見に来る」

「なっ、なにを仰るんですか。呼ぶわけないでしょう!」

「お前がそのつもりなら俺が脱がしに来る。どっちがいい?」

「どっちもお断りです……!」