「殿下の話を聞いて、生意気にも反論してしまいました。……どうしても黙っていたくなかったんです」
「……詳細は聞かないでおく」
ジークハルトはエレオノールを軽く抱き寄せて頭を撫でた。
ふたりがなにをこそこそ話しているか知らない使用人たちにとっては、兄に対して嫉妬したジークハルトが婚約者を溺愛しているように映る。
張り詰めていた空気がほっと緩むと、ようやくエレオノールも肩の力を抜いた。
「そのドレスは皇妃殿下に借りたものか? よく似合っているな」
「……詳細は聞かないでおく」
ジークハルトはエレオノールを軽く抱き寄せて頭を撫でた。
ふたりがなにをこそこそ話しているか知らない使用人たちにとっては、兄に対して嫉妬したジークハルトが婚約者を溺愛しているように映る。
張り詰めていた空気がほっと緩むと、ようやくエレオノールも肩の力を抜いた。
「そのドレスは皇妃殿下に借りたものか? よく似合っているな」

