「役立たず」と死の森に追放された私、最強竜騎士に拾われる~溺愛されて聖女の力が開花しました~

 下手に好意を拒むわけにはいかず、おとなしくされるがままになる。

 しかしエレオノールは気を抜くとすぐに眉間に皺を寄せてしまっていた。

(パーティーの件だって、たまたま国内の有力貴族を招く日とジークの来る日が重なるなんてただの偶然じゃない。今日ほどの成果を予想していたかはともかく、ジークにとって不都合なことを知らしめるための集まりだったに違いないわ)

 皇妃にとって、ジークハルトの廃嫡は吉報だ。

(第一皇子のハインリヒ殿下になにかあったとしても、皇族ではなくなったジークの名前が継承者に上がることはない。陛下のご兄弟や親族か、もしくはその頃には第三皇子が生まれているかも)