「役立たず」と死の森に追放された私、最強竜騎士に拾われる~溺愛されて聖女の力が開花しました~

 皇妃は『村娘』のエレオノールをジークハルトにふさわしい相手だと言った。

 もしも発言したのが彼女でなければ、第二皇子に対しての侮辱と受け取られてもおかしくはない。

 皇帝も気づいていないはずがないだろうに、これといって咎めないのはそれだけジークハルトを軽んじている証拠だろう。

(ここには本当に味方がいないんだ)

 リュースがエレオノールの膝の上でむにゃむにゃと妙な鳴き声を上げる。

 未知のものに触れてはしゃぎすぎた反動か、眠くなっているようだった。

「ただ、こうなるとジークハルトの身分はこの方の重荷になるのではなくて?」