「役立たず」と死の森に追放された私、最強竜騎士に拾われる~溺愛されて聖女の力が開花しました~

(何度も殺されかけたと言っていた。私たちの婚約は……この関係は許されるんだろうか)

 心配していたエレオノールだったが、意外にも皇妃はジークハルトの結婚に好意的だった。

「いずれ第二皇子としてふさわしい相手を見繕おうと思っていたけれど、自分で見つけてくるなんてさすがですわね」

 皇妃の艶やかな金髪はエレオノールのものよりももっと華やかで、量もたっぷりと豊かだ。

 これからパーティーに参加するのかと思われるほど見事に編まれた髪には、きらびやかな金剛石であしらわれた髪飾りが輝いている。

 瞳はリュースの大好きなベリーのジャムに似たとろりとした薄桃色で、目尻が少し吊りあがっていた。