「役立たず」と死の森に追放された私、最強竜騎士に拾われる~溺愛されて聖女の力が開花しました~

 そして、知識を深められる絶好の機会を取り上げるなんてとんでもないと、子竜の世話を拒否したのだ。

「でもリュースのことも報告する予定でしたし、ちょうどよかったのかもしれません。この子を見せたほうが話も早いでしょうしね」

「それはそうだな。問題は話が終わるまでおとなしくしていられるかという点だが」

「うみゅう」

 リュースはいかにも高級な絨毯の上にちょこんと座り、そこに描かれた模様を目で追って遊んでいる。

 おとなしくしているようだと目を離せば、テーブルや棚の脚をかじったり、ソファの革に爪を立てて引き裂いたり、カーテンを引っ張ってめちゃくちゃにするだろう。