「役立たず」と死の森に追放された私、最強竜騎士に拾われる~溺愛されて聖女の力が開花しました~

 恋人から婚約者へと緩やかに関係を変えたふたりは、寝る間も惜しんでお喋りに勤しんだ。



 予定が決まったら準備をするだけである。

 数日後にはもう、エレオノールはイーヒェルに向かう支度を整えていた。

 ジークハルトがシュルーシュカに騎乗するため、今回はリュースの世話を任せられず同行することになる。

「あみゃあ、みゃっ」

「リュース、いい子だからじっとしていて」

 あっという間にイーヒェルに到着してからというもの、リュースは興奮した様子でずっと騒いでいた。

 城の客間に案内されるまでのわずかな時間でさえ、目を離すとすぐどこかへ行こうとする。