「役立たず」と死の森に追放された私、最強竜騎士に拾われる~溺愛されて聖女の力が開花しました~

「だが今は違う。お前とともに生きて死にたい。心からそう思っている」

「……自分を大切にしてくださいね」

 エレオノールにはそう言うのが精いっぱいだった。

 ジークハルトはうなずくと、エレオノールにもたれかかってゆっくり息を吐く。

「王城に行くならまた新しいドレスを用意しないとな……」

「以前のものではいけませんか? リヨンで着たものです」

「一度見たドレスではつまらないだろう。俺の目を楽しませてくれ」

「シュルーシュカさんへのご褒美で懐事情が厳しいんじゃなかったんですか?」

「お前を着飾るためなら破産してもかまわないな」

 いつの間にかリュースはすっかり眠っている。