「役立たず」と死の森に追放された私、最強竜騎士に拾われる~溺愛されて聖女の力が開花しました~

「私もジークを守りたいです。回復だって得意ですよ」

「それは素直にお願いしておこう。お前の代わりにいくらでも傷つくから、後方支援は任せた」

「その言い方、騎士団の団長さんって感じがしますね」

 エレオノールもつられて笑い、ジークハルトに顔を寄せる。

 そして自分よりも大きな手に触れ、そこに残った古い傷を指でなぞった。

「傷つかないでください。私のためにも、自分のためにも。死にそうなあなたを治療するのはもう充分です」

「それを言われると痛い」