「役立たず」と死の森に追放された私、最強竜騎士に拾われる~溺愛されて聖女の力が開花しました~

 既に決まったことのように話しながら、最後の確認はきちんと行う。

 エレオノールはジークハルトのこういった誠実さが好きだった。

「あなたの敵は私の敵です。向かってくるというなら、立ち向かってみせましょう」

「頼もしい限りだが、少々強気が過ぎないか」

「攻撃魔法の知見はありませんが、防御魔法ならば多少の心得があります」

「……そういえばお前は、リュースを連れて行こうとした俺にも果敢に立ち向かったんだったな。忘れていた」

 笑って言ってから、ジークハルトはエレオノールの肩を抱き寄せた。

「自分を守る力があるのはいい。だが、俺にも守らせてくれ」