「役立たず」と死の森に追放された私、最強竜騎士に拾われる~溺愛されて聖女の力が開花しました~

「自分をただの恋人だと思っていたのか? 俺はお前以外を妻と呼ばないつもりでいるのに?」

「えっ、じゃあ……」

「婚約者なら紹介して当然だろう」

 エレオノールの頬がふわっと色づいた。

 おとなしくしていたリュースがその反応に気づいたようで、ジークハルトの膝からエレオノールの膝へ移動する。

 そして大胆に腹を見せてごろんと転がった。

「これまで俺は、皇妃に何度も命を狙われてきた。兄が即位するにあたって邪魔な存在だからだ。もしかしたら今後、お前にもその矛先が向くかもしれない」

「はい」

「……それでも、お前を婚約者と呼んでいいか?」