「役立たず」と死の森に追放された私、最強竜騎士に拾われる~溺愛されて聖女の力が開花しました~

 今までにない甘い声は、エレオノールの体温をますます引き上げた。

「俺はこれから一生、お前の味方でいるつもりだ。だが、同じ思いを強要するつもりはない。自分の敵の多さはよくわかっている」

「私も、あなたの居場所になりたいです」

 目を見て伝えるべきだと思い、エレオノールは顔を上げて言った。

「ジークハルトさんが味方でいてくれるなら、私もそうします。誰が敵だろうと、私だけはあなたの敵になりません」

「……ジークでいいと言っただろう?」

 答えるまでに間があったのは、まっすぐな言葉がジークハルトの胸を突いたからだ。

「ありがとう、エル。お前は俺にとって大切なものばかり与えてくれるな」