「役立たず」と死の森に追放された私、最強竜騎士に拾われる~溺愛されて聖女の力が開花しました~

 男はその姿にまた少し戸惑いを見せたが、特に触れずエレオノールが持ったままの小瓶に目を向けて言う。

「飲めと言ったな。中身はなんだ?」

「回復薬です。私が作ったものですが、効果は保証します」

 頭を切り替えたエレオノールが正直に答える。

 しかし男はいぶかしげに眉根を寄せた。

「回復薬? 普通は薄い緑色だろう」

「……特製なんです」

 そうとしか言えず、怪しまれても仕方がない微妙な返答になってしまった。

「それに、この回復魔法も見たことがない」

 エレオノールの表情が明らかにこわばる。

 しかしそれを悟られまいと、無理に笑みを作った。そのせいで妙に引きつった笑顔になる。