「役立たず」と死の森に追放された私、最強竜騎士に拾われる~溺愛されて聖女の力が開花しました~

(教えてもらって当然、って考えがそもそも間違ってる。……わかってたじゃない。ジークハルトさんと私は、生きている世界が違うって)

 今まで親しくしてきたと思っていたから、当たり前のようになんでも話してくれるのだと勘違いしていた。

 実際は明確に線のある関係なのだと、改めて突きつけられる。

(やっぱりあそこを離れてよかった)

 同じ立場にない時点で、エレオノールの想いは成就しない。

 皇族にしては遅いが、いずれジークハルトはふさわしい身分の女性と結婚するのだろう。

 そうなった時、心から祝福できそうになかった。