「役立たず」と死の森に追放された私、最強竜騎士に拾われる~溺愛されて聖女の力が開花しました~

 すっきりと涼やかな目鼻立ちと陶器のような白い肌は、村にいるどの人間とも違う。

 エレオノールは初めて、他人と目を合わせることを恥ずかしいと思った。

 思わず背筋を伸ばしながらも男から目を逸らせずにいると、ふと端正な顔が不快そうに歪む。

「この瞳が珍しいか?」

 なにを言われたか理解できず、エレオノールは小首を傾げた。

 そしてすぐ、首を左右に振って微笑む。

「はい。とてもきれいな色ですね。宝石みたい」

 行商人が見せてくれたきらびやかな装飾品にも似た色の宝石がついていたが、男の瞳を前にすればきっと褪せて見えるに違いない。