「役立たず」と死の森に追放された私、最強竜騎士に拾われる~溺愛されて聖女の力が開花しました~

(私もここで働く人たちがどんな人なのか、知ろうとしなかった。薬が役に立ってたことだって今初めて知ったくらい。……もっと早くこうしておいたら、なにか変わったかな)

 メイドたちの助けもあって、用意した布がいっぱいになるほど食糧が集まった。

 想定より保存が利くものが多いのも幸いだった。これならば数日の旅にも充分耐えられる。

「お手伝いしてくださってありがとうございます。これならリュースも喜ぶと思います」

 嘘をつくのはつらいが、もうエレオノールの心は決まっていた。

「またなにかあったら言ってよ。仲間外れにしちゃった分、手伝うから」

 態度の変化を現金だと言う人もいるだろう。