「役立たず」と死の森に追放された私、最強竜騎士に拾われる~溺愛されて聖女の力が開花しました~

 自分を含め、常時ふたり分の情報が頭に流れてくるため、多用すれば廃人になりかねない非常に強力で難しい魔法だ。

 シュルーシュカはその魔法を作り出した理由を、『私を置き去りにして楽しいことをしていたら文句を言いたいからよ』と言っているが、実際は違う。

 二度と自分の竜騎士を失わないため、意図しない形で引き離された時に状況をすぐ把握するのが本来の目的なのだが、素直ではない性格のためジークハルトには言っていない。

『あれじゃあ仕事と同じだわ! 私たちだって気になる相手には、とっておきの獲物を贈ったり、おもしろい知識を披露して誘ったりするのに!』