「役立たず」と死の森に追放された私、最強竜騎士に拾われる~溺愛されて聖女の力が開花しました~

『どうして今まであなたにつがいができなかったのかよくわかったわ。なに、あの下手な誘い方。人間のやり方はわからなくても、あれが間違いだったってことは私にもわかるわよ』

「うるさいぞ」

 エレオノールを無事に誘ったジークハルトは竜舎に向かったが、そこで待っていたのはシュルーシュカの小言だった。

『それでも適齢期の雄なの? 宝石を贈るとか、いろいろあるじゃない』

「勝手に人の記憶を覗き見るな」

 シュルーシュカがおもしろがって編み出した古代魔法のひとつに、ジークハルトとの感覚や記憶を共有するというものがある。