「役立たず」と死の森に追放された私、最強竜騎士に拾われる~溺愛されて聖女の力が開花しました~

 もしもエレオノールがリヨンに帰るとしたら、なにが起きても味方でいてくれる相手の存在が必要だ。

『俺がお前の居場所になってやる』

 ジークハルトの言葉があるから、勇気を出せた。

「私も頑張るから、あなたもお留守番を頑張ってね」

「あみゃあ」

「こら、指を噛まないの」

 鼻をつつかれたリュースがエレオノールの指を掴んで口に入れる。

 ずらりと並んだ白い牙は細い指を傷つけなかったが、代わりによだれでべとべとにした。



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