「役立たず」と死の森に追放された私、最強竜騎士に拾われる~溺愛されて聖女の力が開花しました~

「俺のボタンを引きちぎろうとするのも、甘えたがりだからなのかもしれないな」

「ほかの人にはしないので、私たちだけにしかしないんだと思います」

「母親役のお前はともかく、俺にまでそうする理由はなさそうだが」

「ドラゴンに慣れているのがわかるから……とかでしょうか」

「ああ、なるほど」

 リュースはジークハルトに角の付け根を軽く掻かれて気持ちよさそうに目を閉じた。

 こういう姿が愛玩動物にしか見えないから、エレオノールはついついこの子竜を甘やかしてしまうのである。

「話が長くなったな。また追って連絡する。必要なものがあれば遠慮なく言え」

「はい、わかりました」