「役立たず」と死の森に追放された私、最強竜騎士に拾われる~溺愛されて聖女の力が開花しました~

「そうだな。いたずらでもされたら国際問題に発展しかねない」

「うみゃあ?」

 無事に抱っこされたリュースが、まったく状況を理解できない顔で首を傾げる。

 エレオノールにとっては見慣れた愛くるしい顔だが、いくら小さいとはいえリュースはドラゴンだ。

「ここへ残していくしかない。竜舎で世話をしてもらおう」

「みゅう」

「どうせシュルーシュカも連れては行けない。たまにはあいつも自分以外のわがままに振り回されればいいんだ」

「シュルーシュカさんなら面倒を見てくれそうですね」

 以前のエレオノールなら決してそう言わなかった。