「役立たず」と死の森に追放された私、最強竜騎士に拾われる~溺愛されて聖女の力が開花しました~

 昨日聞いた限り、ジークハルトはかなり特殊な立ち位置の皇子で、父である皇帝や皇妃に疎まれている。

 特に会話には出てこなかったが、皇妃の息子である以上、第一皇子ともよい関係とは言い難いのだろうと容易に察せられた。

「リヨン王国からパーティーの招待状が届いたそうだ。二国の友好を示すのが目的だそうだが、帝国側の人間を呼びつけて自国の優位を見せつけたいだけだろう」

 話しながら、ジークハルトはエレオノールに招き入れられて彼女の部屋に足を踏み入れた。

「いろいろと事情があるんですね」