「役立たず」と死の森に追放された私、最強竜騎士に拾われる~溺愛されて聖女の力が開花しました~

(私がどんな顔をしたとしても、この人の心はもう……)

 なにがそんなに切ないのかわからず、エレオノールは無理矢理笑みを作ってなにも感じていない振りをする。

「みゃあう」

 そこに、リュースの甘える声がした。

「どうしても食べたいのね。ほら、おいで」

 これ幸いとリュースを呼び寄せ、まだ残っていたお菓子を差し出す。

 エレオノールの手からお菓子を受け取ったリュースは、ちょこんとソファに座って大喜びで食べ始めた。

「つまらない話をした詫びとして、明日の菓子は二種類にしてもらおう」

「今度はリュースに取られないようにしなきゃいけませんね」