「役立たず」と死の森に追放された私、最強竜騎士に拾われる~溺愛されて聖女の力が開花しました~

(いつの間にこんなふうに話せるようになったんだっけ)

 ジークハルトはエレオノールにとって敵で、リュースを奪うひどい相手のはずだ。

 それが、気づけば冗談を言い合い、遠慮なく話す仲になっている。

 最初は真面目で物静かだと思っていたジークハルトが、実は冗談を好む人だと知ったのも最近の話だった。

(もっとこの人のことを知りたい。今みたいに笑うところを見たい)

 とくんと高鳴る胸には気づかない振りをして、エレオノールは再び口を開いた。

「皇子様でも宝石の寝床は与えられないんですね」

「お前やリュースならともかく、あいつの大きさを考えろ」