「役立たず」と死の森に追放された私、最強竜騎士に拾われる~溺愛されて聖女の力が開花しました~

「俺はお前の過去や事情を知った。だからほかの者よりは、傍にいる資格があるんじゃないかと思ったんだが……」

 ジークハルトの言葉からは、言っている以上の意味を感じない。

 それをわかっていながら、エレオノールは視線をさまよわせる。

「資格なんて……。そう言ってくださるだけで、うれしいです」

「……そうか」

 妙に苦々しい表情で言うと、ジークハルトはまだ握ったままだったエレオノールの手を自身へと引き寄せた。

 前触れのない行動に対処できず、エレオノールの身体は素直にジークハルトの腕の中に落ち着く。

「あ、あの」