「役立たず」と死の森に追放された私、最強竜騎士に拾われる~溺愛されて聖女の力が開花しました~

 着飾れば社交界の注目を浴びるほど美しいと、それこそ数多くの令嬢の視線を独り占めしそうな相手に言われるのはむずがゆい。

 褒められた経験が極端に少ないエレオノールの頬にさっと朱が差す。

「父に家を追いやられた私は、行き場所を失って死の森に足を踏み入れました」

「七歳で、あんな危険な場所に?」

 信じられない、と言外に匂わせるジークハルトに向かって深くうなずく。

「生き延びられたのは本当に偶然です。あの森の奥地にはエルフの集落があったのをご存じですか? そこで拾われたんです」