「私、家族に捨てられたんです。父と目の色が違うから、本当の子どもじゃないんだろうって言われて」
言葉遣いには気をつけようと思っていたのに、そこまで気が回らず敬語が甘くなる。
「母も早くに亡くなってしまったため、守ってくれる人はいませんでした。それでも政略結婚の駒には使えるだろうと、七歳まで育ててもらったんですが……とてもよい環境だったとは言えなかったです」
「詳しく言いたくないなら言わなくていい」
「……はい」
素っ気ない物言いだが、エレオノールの心は軽くなった。
言葉遣いには気をつけようと思っていたのに、そこまで気が回らず敬語が甘くなる。
「母も早くに亡くなってしまったため、守ってくれる人はいませんでした。それでも政略結婚の駒には使えるだろうと、七歳まで育ててもらったんですが……とてもよい環境だったとは言えなかったです」
「詳しく言いたくないなら言わなくていい」
「……はい」
素っ気ない物言いだが、エレオノールの心は軽くなった。

