うまく手足に力が入らないことや、眠ったはずなのに身体に残る倦怠感から、ずいぶんと長い時間眠っていたらしいと察してはいた。
しかしまさか六日も眠っていたとは思わず、エレオノールはジークハルトがベッドの中にいた動揺も忘れて彼の顔を凝視してしまう。
「昨夜の記憶はあるのか?」
ジークハルトはエレオノールを見つめ返し、気遣うように言う。
その眼差しがあんまりにも優しかったため、エレオノールは胸に小さな痛みを感じた。
今、ここにいるのはリュースを奪う敵ではなく、命も顧みずに恐ろしい魔物から助けてくれた――生まれて初めて素敵だと感じた人だ。
「……ありません」
しかしまさか六日も眠っていたとは思わず、エレオノールはジークハルトがベッドの中にいた動揺も忘れて彼の顔を凝視してしまう。
「昨夜の記憶はあるのか?」
ジークハルトはエレオノールを見つめ返し、気遣うように言う。
その眼差しがあんまりにも優しかったため、エレオノールは胸に小さな痛みを感じた。
今、ここにいるのはリュースを奪う敵ではなく、命も顧みずに恐ろしい魔物から助けてくれた――生まれて初めて素敵だと感じた人だ。
「……ありません」

