「役立たず」と死の森に追放された私、最強竜騎士に拾われる~溺愛されて聖女の力が開花しました~

「も、もちろん大丈夫です。私、平気です」

 挙動不審になったエレオノールは、ジークハルトと目を合わせようとせずうろたえながら言った。

(昨日なにが起きたというの……!?)

 シーツに残るぬくもりはふたり分。

 その事実に気づいてさらに動揺し、エレオノールは不安を紛らわせるように枕を引き寄せて抱き締めた。

「お怪我、無事だったんですね。シュルーシュカさんがここまで連れてきてくれて……」

「ああ、聞いた。俺を助けるために魔法を使ったそうだな。そのせいでお前は五日――いや、今日で六日目か。ずっと眠っていた」

「そんなに……?」