「役立たず」と死の森に追放された私、最強竜騎士に拾われる~溺愛されて聖女の力が開花しました~

 エレオノールは裾を軽く払い、申し訳なさそうに眉を下げた。

「わかりました。私の代わりに運んでくださってありがとうございます」

「……別に、そういうのじゃ」

 気まずそうに言うと、メイドは話すのを拒むように背を向ける。

「あっ、待ってください」

「なに? もう用は伝えたんだけど」

「どのくらい運ぶかは聞いていますか? 届いたものすべてではないでしょう?」

「行けばわかるから」

 メイドはエレオノールを振り返らず、来た時よりも急ぎ足でその場を立ち去った。

(やっぱりまだ仲良くなるのは難しそう)

 それなりに頑張っているつもりでも、まだ先は長い。