リュースはきゅるんと目を丸くしてエレオノールを見つめ、また『みゃあ』と小さく鳴く。
「……あんな恐ろしいドラゴンになんて、させない」
脳裏に浮かんだのは、すべてを奪ったドラゴンの恐ろしい姿。
その姿はエレオノールの中で、ジークハルトを背に乗せたシュルーシュカと重なった。
一向に使用人たちとの距離は縮まらず、ジークハルトとも一切顔を合わせない日々を過ごしていたある日のことだった。
洗濯物を干し終えたエレオノールのもとに、そばかすが目立つメイドがやってくる。
「小麦が届いたの。あなたがいない間に倉庫に運んでおいたから、厨房に届けてくれる?」
「……あんな恐ろしいドラゴンになんて、させない」
脳裏に浮かんだのは、すべてを奪ったドラゴンの恐ろしい姿。
その姿はエレオノールの中で、ジークハルトを背に乗せたシュルーシュカと重なった。
一向に使用人たちとの距離は縮まらず、ジークハルトとも一切顔を合わせない日々を過ごしていたある日のことだった。
洗濯物を干し終えたエレオノールのもとに、そばかすが目立つメイドがやってくる。
「小麦が届いたの。あなたがいない間に倉庫に運んでおいたから、厨房に届けてくれる?」

