「役立たず」と死の森に追放された私、最強竜騎士に拾われる~溺愛されて聖女の力が開花しました~

「こんなに大変な毎日を送っている人たちからしたら、いくら同じ待遇とはいえ、立派な部屋を与えられた私を嫌に思うのも当然よね。少しでも役に立てているならいいんだけど」

「みゃあ」

 猫のように鳴くと、リュースはエレオノールの腹部に向かって飛び込んだ。

 幼いながらもしっかり重量感のある塊がめり込み、エレオノールの口からうぐっと声が漏れる。

「まずは人に体当たりしちゃだめって教えるところからかな……」

 どんなにかわいい鳴き声をあげても、愛らしい目で見つめてきても、リュースはエレオノールの生活を破壊した黒いドラゴンと同じ種族の生き物だ。