「役立たず」と死の森に追放された私、最強竜騎士に拾われる~溺愛されて聖女の力が開花しました~

 井戸の水は飲料用のため、汚れたものを洗うために使うなんてとんでもないとのことだ。

 こうして洗濯を終えたら、残りの時間のほとんどを城の掃除に使う。

(細かい箇所の手伝いをしてもらわなくても大丈夫なように、早く完璧にならないと)

 城中の掃除を任されてはいるものの、慣れない作業なのもあって仕事には穴が多い。

 その不足分をほかのメイドたちが埋めているのだ。

 申し訳ないと思っているが、今のところうまく時間内に、そして完璧に掃除できたことはない。

 エレオノールは身体を起こして、両頬をぱちんと軽く手で叩いた。