「役立たず」と死の森に追放された私、最強竜騎士に拾われる~溺愛されて聖女の力が開花しました~

「テレーの早起きに慣れていてよかった。じゃなかったらこんなに朝が早い生活なんて、すぐに逃げ出していたでしょうね」

 エルフのテレーは時間の感覚がエレオノールと違っており、ほとんど毎日陽が昇る前に活動を開始した。

 無理に起きなくてもいいと言われていたが、エレオノールは花の朝露を集めたり、白み始めた空に浮かぶ星のまたたきを見たり、まだ汚れが混ざっていない透き通った空気を味わったりするのが好きだったため、早起きに付き合うことが多かったのだ。

「みゃ」

「あなたはいっぱい寝ないとだめだからね。寝る子は育つって言うでしょ?」