「役立たず」と死の森に追放された私、最強竜騎士に拾われる~溺愛されて聖女の力が開花しました~

(早く私に出て行ってほしいと思ってるんでしょうけど、そうはいかないんだから。お腹が空くくらいなによ。こんなの、昔いくらでも……)

 そう考えて、エレオノールは苦笑する。

(やめよう、あの頃のことを思い出すのは)

 ラフィエット伯爵家での嫌な日々がよみがえりそうになり、首を軽く振って遠ざけた。

 そしてその気持ちをぶつけるように、ごしごしと力を入れて洗濯物を洗う。

(文句も言えないくらい働いて、城の人たちにも認められたら、いつかリュースと元の生活に戻っていいって言ってもらえるかもしれない。空腹なんかに負けるような私じゃないって思い知らせてやるわ……!)