「役立たず」と死の森に追放された私、最強竜騎士に拾われる~溺愛されて聖女の力が開花しました~

 テーブルの上にお座りをし、小さな手で上手にジャムパンを持って頬張るリュースを思い出し、エレオノールは苦笑しながら自分のお腹にそっと手を当てる。

(都会では一日に二回しか食事をしない。そんなことも知らなかったのが恥ずかしい)

 リュースに食事を与えているせいで、エレオノールの分は当然少なくなる。

 部屋まで食事を運びに来るメイドに相談してみたが、決められている食事の内容と量を勝手に変更することはできないと言われてしまった。

『だからといって、殿下に直接お伺いを立てようとは思わないことね。殿下からはあくまであなたを特別扱いせず、私たちと同じ使用人として扱うように言われているのだから』