リュースが唯一エレオノールを困らせたのは食事だ。
獣の生肉も山羊の乳も嫌がったリュースは、エレオノールがどんなに言っても自分のために用意された餌を口にしようとしなかった。
食べさせようとすればするほどリュースは暴れ、山羊の乳が入った器をひっくり返して上等な絨毯を台無しにしたり、生肉を投げつけてエレオノールを嫌な気持ちにさせたりした。
日中いっぱいの時間を使っても諦めなかったエレオノールが、苦肉の策として差し出したのは朝食に出されたジャムパンである。
木苺の甘酸っぱいジャムが塗られたパンはわがままな子竜をいたく喜ばせたようで、その日からリュースの餌はジャムパンになった。
獣の生肉も山羊の乳も嫌がったリュースは、エレオノールがどんなに言っても自分のために用意された餌を口にしようとしなかった。
食べさせようとすればするほどリュースは暴れ、山羊の乳が入った器をひっくり返して上等な絨毯を台無しにしたり、生肉を投げつけてエレオノールを嫌な気持ちにさせたりした。
日中いっぱいの時間を使っても諦めなかったエレオノールが、苦肉の策として差し出したのは朝食に出されたジャムパンである。
木苺の甘酸っぱいジャムが塗られたパンはわがままな子竜をいたく喜ばせたようで、その日からリュースの餌はジャムパンになった。

